私の経歴を振り返る
いつも職種を問われると、「ライター・デザイン業・写真業を営んでいます」と答えるのだが、だいたいの人は結局何屋さんなの?って思うよね。
なんでこんなにバラついた職種になってしまったのか、Twitterでミステリアスなフリランサーとフォロワーさんに紹介されたので、ここで一旦説明しておこう。
小生の個人事業主としてのスタート地点は、DTPデザイン。
それこそMac G3だった頃に依頼を受けたのが最初。
グラビアタレントのイメージDVDパッケージやら広告やら写真集やらを作り始めた。
ノウハウも知らないのに、やっていくごとに覚えていける。
これは若くて頭が柔らかかったおかげもあるだろう。
今振り返ると、色合いのバランスや写真の組み合わせ、文字の配置などいろんな部分でセンスのなさを感じるが、その頃のスキルは今でもベースになっている。
ただし、現状では時間の都合上、デザインは数日〜1週間かかることもあり得るので、あくまでも簡単なものしか受けませんよ!というスタンスで積極的にはやらないようにしているが、知り合いだと受けてしまうケースも珍しくない。
そこから進化して、師を仰ぐ人物から古いカメラをもらって写真を撮るようになり、「お前いい写真撮るなぁ」と褒められて、調子に乗っていると、各方から紹介をたくさん受けてビッグウエーブが到来し、写真を軸に稼働するようにシフトした。
写真を軸にしていた頃は、とにかく休む間がない!
本当に忙しかった。
当時は、フィルムとデジタルの両方を撮ってくれと言われることがほとんど。
だから、撮影後はプロラボ・クリエイトに直行して、希望(補正具合など)を書き添えて現像してもらい、翌日受け取って納品し、そのまま次の現場へといった感じ。
あの頃は車があってよかったし、青山に住んでいたからこなせたハードスケジュールだったと思う。
合間を縫って通った渋谷駅前にあるカメラの学校でスタジオのストロボ関連を勉強し、ついでに助手募集の広告を掲示してもらい……なんて日々を送っていたのだ。
そんな中、私はある週刊誌の編集と出会う。
出会うというのは語弊があるが、これもまた知人の紹介だったのだが、当時まだマイナーだった振り込め詐欺の手口を記録したレポを引っさげ、某大手出版社に売り込みに行った。
そのネタはボツになったけれど、不思議なことにそこから毎週のようにオファーが来るようになって、いつの間にか記者という立場に……。文章を書く仕事をするのはまだまだひよっこだったから、出版社で軟禁状態になって締め切りまで作業したこともあったよね。
この10文字で総括を書けって言われ、何時間頭を抱えたことか。
そして、この経験が後に私のメイン業務となるとは、まだ想像だにしなかった。
30歳を転機に、小生は家庭人となる。
家事・妊娠・結婚・出産を経て、ライフスタイルも変わり、仕事とは一旦遠ざかった。
家庭に入ってしまうと復帰しにくいのは、フリーランスも会社員も同じ。
パートで地域新聞の記者をしたり、パソナの人材派遣に登録したらIllustratorが使える人は圧倒的に少ないからと翌日連絡を受け、損害保険に派遣されて事故現場図面を作成したり、そんな時短勤務をして過ごしていた時期もある。
でも、やっぱりどこかに勤めるのは肌に合わないと感じていた。
その後、家庭内でもいろんなことが巻き起こり、2015年に離婚する。
子供はまだ小さいし、家で仕事することを優先しようと、本格的に再開したのがライター業。
昔と違い、単価も当然安いが、単価が少しでも高いところを狙ってテストを受け、合格して今の取引先を得ている。幸いにも、落ちたところはまだない。(ハードルが低いのか?!)
開業届を出した2015年は、取引先3社。
ちょうど丸4年が経とうとしている今は、30社ぐらいになっているようだ。(エクセルで作った売上帳のシート数が多すぎて数えるのが面倒 笑)
もちろん、ライター業だけでなく、この4年ではデザインの仕事も受けてきた。
そして、令和元年(今まで西暦で語ったのにここは和暦 笑)、来年下の子が小学校に上がるタイミングを迎える段階までやってきたので、今年は本格的に原点に立ち戻ろうと活動の仕方を見直し、土台作りをする時期に来ている。
小学校に上がったら、ライター業より写真業をメインにする予定。
ライター業は奥が深いし、上には上がいて、本当に競争が激しい。
どんなに頑張っても、編集にバッサリ切られて叱られることも多々ある。
こっちの会社はこれでOKだけど、あっちの会社はこれじゃNGと、本当に編集の好みが違いすぎるからだ。
それでも頑張って生き残るつもりだけれど、ライターの仕事はすぐに結果が出るものではなくて、ウエブならアップロードされるまでにタイムラグがある。
私はせっかちなので、結果がすぐに出る写真が好き。
シャッターを押していると、自分なりに手応えを感じる瞬間がある。
そして、何度も自分の撮った写真を見返し、今度はもっとこうしようとか、こうすると面白そうなど、アイデアが自然と浮かんで来るのは、ライター業では味わえなかった部分だ。(だって、忘れた頃にアップロードされるのだもん)
写真においては、巨匠と呼ばれるクラスの方もいるので、自分のスキルはトップレベルとは決して言わない。
でも、かつて師匠の言葉を聞いて、今も心に響いているものがある。
「俺は写真家じゃなくて、写真屋さんなんだよ」
有名女優をたくさん撮ってきたのに、向こうがやってもらいたいことを反映する写真屋で居たいと語ったのだ。
カメラマンの知人と話す機会があると、「得意分野は?」とか聞かれることがある。
ライターグループでもそうだ。
でも、小生はジャンルを絞り込まない。
なぜなら、師匠の「写真屋さん」の精神を受け継いでいきたいと思っているから。
だから、なんでもやる。
とりあえず、得意じゃないから断るということはしない。
大抵のことは物怖じしないので、やり始めるとどんどん乗ってくる自分がいることを知っているから。
一つひとつの経験を積み重ね、地道に進む私の写真道。
私は私のやり方でいい。
そんなわけで、小生のざっくりした半生を振り返り、ミステリアスではないことをお伝えした次第。ブログはざざっと書き上げるので、校正チェックはしません!
文法に間違いがあっても、気にしないで(汗)
そのような経緯があり、小生はフォトグラファー・写真家などとは名乗りません。
写真屋にオファーを依頼したい方は、メールでご連絡ください。
yukism417@icloud.com
そのうち、メールフォームも作ろうかな。
自分が満足できるまで撮る!
コミュ力も定評あり!
プロに頼むのって高いんじゃない?って人もぜひご相談ください。
メールお待ちしております。
では、では、本日はこれまで。
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